卒業生インタビューとして、今回は2012年度に子ども学科卒業の齋藤さんのインタビュー記事をお伝えいたします。
インタビューの前半では齋藤さんに、インタビューを受けて下さったきっかけや、目白大学入学のきっかけやオープンキャンパス、在学中のお話をお伺いしていきます。
目次
子ども学科2期生の男性保育士さんインタビュー
豚がいてびっくりしたオープンキャンパスと幼稚園や保育園の先生を志したきっかけ
インタビュアー(以下イ):今回は齋藤さんにインタビューをお受け頂いたきっかけからお聞きしていきます。
齋藤昭さん(以下齋藤さん):はい、僕自身がすごく目白大学で学生生活を送らせて頂いて、大好きな大学ではあるのですが、目白大学を説明してもまだまだ知らない人も多かったです。僕が入った子ども学科は本当に良かったので、僕が話すことで目白大学に行きたいというきっかけになる人がいれば嬉しいという思いからインタビューを受けさせて頂きました。
横須賀から新宿キャンパスまで片道2時間を通学していたとお話し下さった齋藤さん。ここからは入学のきっかけについて、お話し下さいました。
齋藤さん:入学のきっかけなんですが、高校2年の冬ぐらいに幼稚園や保育園の先生になりたいと大学を探していました。その中で色々学校を探していく中で、目白大学には子ども学科という学科があることを知りまして、オープンキャンパスに行きました。今は無いんですが、昔9号館に子ども学科があって、地下に中庭のような広場があって、模擬授業を受けました。授業受けつつ、中庭には豚がいることにびっくりして(笑)
イ:豚がいたんですか、凄い!
齋藤さん:はい(笑) 豚がいて担当の人に聞いてみたら、幼稚園や保育園で飼う小動物のお世話をしながら、命の大切さを学ぶ授業があるということを聞いて、まずそこに興味を持ちました。何回かオープンキャンパスに行くうちに、ほかの学科なんですけど、在学生でオープンキャンパスのスタッフをしている先輩がいらっしゃり話しかけて下さって、目白大学はこんな生活だよと毎回お会いするたびに教えて下さいました。通学するときに距離はあるんですが、目白大学が良いなと思って推薦入試を受けました。
イ:幼稚園や保育園の先生になる道を志そうと思ったきっかけをお伺いしたいのですが。
齋藤さん:志そうと思ったきっかけは元々、僕は親戚の中で僕が一番年上でお正月などで親戚が集まる中で、下の子たちの遊び相手をしていて子どもと関わる経験があったので楽しいなと感じました。高校2年の冬ぐらいのとき、行っている高校の近くに保育園があって、高校の生徒が保育園のクリスマス会でサンタになってプレゼントを渡すというボランティアがありました。子どもに関わることが好きな友達がボランティアに誘ってくれて、僕もサンタになって子どもたちにプレゼントを渡しました。その中で子どもに関わることも好きだし、幼稚園や保育園の先生になろうと思ったのがきっかけです。
目白大学に入ってピアノの実技に苦労した
イ:実際に齋藤さんが推薦で目白大学に入ってみてからのことをお聞きしたいのですが。
齋藤さん:入学前のオリエンテーションに参加して感じたのは、男女の比率がすごかったです。その中で男同士で仲良くなったり、クラス割がされていたりしたので、コミュニケーションはとりやすかったです。保育士になるために特化した授業がほとんどで、入学してから気が付いたことなのですが、小さい頃からの習い事でピアノをやったことがなかったので、0からのスタートでした。1年時の前期で音楽の単位だけ落としてしまって、半年分、周りのみんなより遅れながらピアノの練習をしました。時間があればピアノの練習をしていました。
入学する前に自分を振り返る時間や準備が出来るなら、自分が得意なことと、苦手なこと、意識した方が良いと思います。ぼくだったら絵を描くのは好きだけど、音楽が苦手だから準備しておくと良いかもしれません。
動物と触れあうことが出来て、保育に繋がる経験を得られる
イ:苦手なことや大変なことをお聞かせ下さり、ありがとうございます。ほかに大変だったことや楽しかったことなどあればお聞かせ頂けますか?
齋藤さん:楽しかったことは動物の世話が出来る環境が子ども学科にはあるということでした。最初は小動物ぐらいかなとは思っていたのですが、豚がいたり、鶏がいたり、推薦の面接のときにも、動物は好きですか? 苦手な動物はいない? という質問も出てきました。動物が苦手な人も関わっていけば少しずつ慣れていくのかなと思います。ほかに楽しかったことは自然と関わる授業で、今もやっていると思うんですが、埼玉の岩槻キャンパスの方にさつまいも畑と田んぼを管理している方がいらっしゃって、春と夏の収穫の時期にバスで岩槻のキャンパスの方に行って田植えなども体験出来る授業がありました。
一見、保育とは関係の無い授業でも食育や命の大切さを学ぶということが、保育に繋がっていることが多くて、座学だけではなく、実践的に体験しながら覚えることもあり、大変ではあるんですが、実際にやってみると楽しかったですね。
イ:子ども学科もゼミのようなものはあるんですか?
齋藤さん:はい、3年生からゼミはありました。先生の分野によって、学べることが変わります。児童の文学を専門にしている先生、幼児体育を専門にしている先生、音楽を専門にしている先生など特化している分野によって、特色は変わります。
イ:齋藤さんが入ったゼミの先生はどのような専門の先生だったのですか?
齋藤さん:僕が入ったゼミは、今は目白大学を引退なさったんですが、保育学全般且つ、子どもの手足の発達の研究をなさっている谷田貝先生のゼミです。子どもの手足の発達の勉強のために、先生と一緒に色々な地方に調査に行き学びました。
イ:齋藤さん自体の勉強の集大成は卒論という形になるんですか?
齋藤さん:はい、僕の場合は卒論でした。僕の卒論のテーマは「子どもの着替えの着脱について」で保育園と幼稚園で全て自分で着替えを出来るようになるまで年齢に差はあるのか?というテーマでした。
僕の場合は卒論でしたが、体育系のゼミだとオリジナルの運動の制作だったり、図工系のゼミだと卒業制作という形でした。
イ:ゼミのことをお聞かせ下さり、ありがとうございます。齋藤さんは、学生生活の中でサークルなどには入っていたのですか?
齋藤さん:はい、写真部があったので、入っていました。写真を撮るのが絵を描くことと同じぐらい好きだったので、部活に入っていました。
イ:インスタにも素敵な写真を投稿されていますものね。
齋藤さん:いえいえ、ありがとうございます。高校のときにも写真部に入っていました。当時はフィルムカメラだったので、一眼レフのカメラを使って江の島で写真を撮っていました。
インタビュー後半からは、子ども学科2期生だからこそ、出来た試みからご紹介いたします。下記からご覧ください。