自分から韓流メディアの企業に問い合わせてアルバイトから正社員になった溝口紗萌さん

溝口さんの目白大学入学のきっかけから韓国の大学への留学の経緯などについてはインタビュー前半をご覧ください。

学生生活で興味あることを見つけて自分の特技にしよう

韓国の大学は学園祭が特に変わってて面白い

溝口さんのインタビュー後半では、溝口さんが留学先の韓国で驚いたことや、日本にいたら体験出来なかったことからお聞きしていきます。

インタビュアー(以下イ):韓国に行ったことで、溝口さんが一番驚いたことや、日本にいたら体験出来なかっただろうなということをお伺いしたいのですが。

溝口紗萌さん(以下溝口さん):番驚いたのは韓国の大学の文化祭ですね。文化祭は毎年やっているんですけど、有名なK-POPの歌手が来る面もあるんですが、韓国の文化祭って夜がメインなんですよ。日本の文化祭だと昼間に出店や出し物やってという感じだと思うんですが、韓国だと平日に3日間文化祭をやるんですよ。授業が終わったあとに、各学科で集結して居酒屋を開くんですよね。

イ:それは楽しい!(笑)

溝口さん:楽しかったです(笑) 皆さん、授業が終わったら各学科が出している居酒屋行って、飲んでという形で、最終日は朝まで開いているという感じです。それで朝型みんなで撤収するという感じです。さすが、お酒好きの国だなとは思いました(笑) 全体的にお酒も強いので、コミュニティ的にお酒飲めないと大変かもしれないのを感じました。今は強制したら駄目な世の中ですが、私の留学したときは、まだ先輩の言うことはちゃんと聞かないといけない感じの文化もあったので、飲まされていたこともありましたね。今はそういうのはやめましょうという世の中に進んでますけど。飲めると色々なところからお誘いがかかって呼んでもらえる感じでした。

イ:溝口さんはお酒はお強い感じだったのですか?

溝口さん:そうですね、幸い強い方ではあったので、良かったかなと。飲む文化だけではなく、文化祭の夜の雰囲気も新鮮ですごい楽しかったですね。

イ:では昼間は授業で本格的な文化祭が夜なんですね。

溝口さん:はい、昼は少し近所の子供向けに出店という感じで本番前という感じで、授業終わってからサークルや学科で集まって準備を始めて、夜の6時~7時辺りから本格的にスタートする感じですね。

よく、韓国のお薦めの旅行先を聞かれるのですが、ソウルなど行き慣れている人には地方の大学の文化祭に行くことをおススメしていますね。

イ:文化祭のときは、夜も地域には開放されている感じなんですね。

溝口さん:はい、基本的に誰でも入ってOKなので。たまに高校生が紛れて入って、来年おいでみたいな感じで、先輩が外に出したりしてました(笑)

イ:楽しい文化祭の様子をお聞かせ下さりありがとうございます。

帰国してから感じた日本での違和感

イ:2年いた韓国から4年生として日本に戻るとき、違いを感じることってありましたか?

溝口さん:日本では4月の段階では就活準備から始まっている感じでしたが、韓国だと新卒制度というのがそこまでこだわりが無くて、4年生のギリギリまで授業をみっちり聞いたりですとか、卒業してから就活準備を始めるというか感じなので、韓国の方が緩いんですよね。焦って就活しなきゃというものが無くて、その空気のまま帰国したら、日本では就活モードみたいな感じでした。あ、そうか就活しなきゃいけないんだ(笑) 落差はありました。

あとは、ずっと韓国で暮らしていたので、日本語がたどたどしくなっちゃったことはありました。2年ぶりに学科やサークルの友達と会ったら雰囲気が全然違っているということもありました。浦島太郎状態みたいな感じでした。

企業に直接アタック アルバイトから正社員へ

イ:溝口さんは帰国して、就活にすぐ取り組むという感じだったのですか?

溝口さん:私は就活、就活という感じは無くて、就職するならこういう会社が良いとなんとなく絞っていたので、企業に直接アタックする方でした。

帰国して企業の空きを探していたときに、今就職した会社がアルバイトで募集していたので、応募したら新卒じゃないけど、4年生の間はアルバイトで入って4月からは正社員で良ければという話で上手く進んだので、入ったという感じですね。

元々、韓国語を活かせる職業の会社ということは希望していて、元々ドラマやK-POPが好きなので、韓流関連のエンターテイメント系の会社です。放送など、一部メディアの会社に入りました。

イ:お聞きしていると、溝口さんはご自身の好きなことや興味のある道を進んできたという感じなのですね。

溝口さん:そうですそうです、好きなことだけやりたいみたいな(笑) 卒業してから同じ会社で働いています。

在学生に一言 企業には直接連絡して問い合わせしよう

イ:溝口さんの行動のように在学生の方にも企業に直接アタックは見習って頂きたいですね。

溝口さん:好きなことやりたいことが決まっているなら早い気がしますね。今は企業側が採用の枠が空いていないとなっても私の場合は、後に空きが出たときに改めてメールが来たりとかほかの会社さんでもありました。アンテナを張っておくのは良いと思います。メール一本でも熱意は伝わると思います。

イ:今、溝口さんが勤めていらっしゃる会社以外にも複数、応募のご連絡をされたんですね。

溝口さん:そうですね。ざっくりとですが、何年度卒業予定なんですが、採用の枠はございませんか?という内容をお問い合わせが開放されている企業に送ったりしてましたね。大手の企業なら難しいかもしれませんが、自分が気になるところがあれば、問い合わせしてみた方が良いと思います。私の興味があった分野はどうしても特殊な部分なので、新卒応募が出ないんですよ。エントリーページが無かったり、合同説明会も無かったりだったので、語学系の人は自分から企業に問い合わせをした方が早いと思います。

イ:溝口さんは1年時と4年時と目白に居たときは慌ただしいときだったと思うんですが、これは在学中にやっておいた方が良いということはありますか?

溝口さん:気になる企業はマークしておいた方が良いと思います。就活以外であれば、勉強は卒業出来るぐらいはちゃんとしておいて、めいいっぱい遊んだ方が良いと思います。ほかには、一つ資格でも良いですし、自分の強みになれるものを何か身に付けておいた方が良いと思います。就活で入った会社が合わなくても、ほかに活かせる会社が出て来たりするので、何か一つ動画編集などでも何でも良いと思うので、一つ、趣味兼特技みたいなものを持ってた方がのちに活きるかもしれません。今は語学だけ出来る人って、けっこういらっしゃると思うので、プラス一つある広がりますし、強いと思います。

溝口さん、ありがとうございました。韓国の文化祭、面白そうですね!そして、在学生の方々には好きなことや興味がある分野の会社に実際に問い合わせをしてみるのをおススメいたします。就活が上手くいく可能性が上がるかもしれませんよ。