ゼミ活動の変化in目白大学~遠隔と対面の両立へ2~

メディア学部メディア学科 表現・技術分野 西尾ゼミ

西尾典洋 准教授 【専門】映像制作・映像表現論

西尾典洋准教授 インタビュー

Q:西尾ゼミの詳細について教え下さい。

A:2年生はゼミに入ってから約2カ月しか経っていないので、現在3年生で制作する「めじTV」や、社会連携活動で作る作品の撮影、編集の基礎を学んでいる。

また、基礎を学んでいく上で、撮影に使用する本格的なビデオカメラにも触れて、学習している。

西尾ゼミでは、1人1本の動画を制作するのではなく、編集の分担を決めて行い、チームで活動するためコミュニケーションの取り方の練習も行っているといえる。

3年生は、「めじTV」の撮影を中心として取り組んでいていて、現在は目白大学と包括連携協定を結んでいるさいたま市から動画の依頼を受け、CMやプロモーションビデオの制作を行っている。

Q:コロナウイルスが蔓延する前と後でのゼミ活動の変化は?

A:コロナウイルスが蔓延する前は、大学のパソコンを使用し、ゼミ生同士は1つの部屋で映像編集を行い、打ち合わせは対面で行っていた。しかし、昨年度は対面での活動が出来なくなってしまったため、打ち合わせはZoomを利用し、映像編集も自宅にある個人のパソコンを使用して編集をしなければならない状況となってしまった。ほかにも、感染症の拡大防止のために取材を断られてしまうことが多く、活動が少なくなった。

Q:遠隔でのゼミ活動で苦労したことは?

A:大学にいれば映像のデータは大学のサーバー映像編集できるが、自宅の映像編集ではデータをゼミ生が各自管理しなければならない状況だった。チームで作業するための映像制作のソフトは全員が同じ映像データを所持し、同じフォルダ構成で管理していないと映像編集が出来ない。そのため、1人がファイルを保存し忘れたり、管理場所を間違えると見られなくなってしまうことがある遠隔作業が始まった当初はこのような、データ管理で苦労した。

Q:今後、遠隔と対面をどう両立してくのか

A:ケースバイケースで取り組んでいこうと考えている。対面であると話し合いもスムーズで細かい調整がしやすい反面、大学から自宅までが遠いゼミ生(通学時間が2時間の学生など)が通学だけで毎日多くの時間を費やしてしまう。映像作品の納品時期が近づくと、定時に終わることが難しくなるため、通学の時間がもったいない。また、作業時間が多くなってしまい、睡眠時間も削られる。コロナ禍により、遠隔作業のノウハウが蓄積されていったため、今後も遠隔作業を適宜行い、対面との両立を図りたい。

西尾ゼミ 2年生インタビュー(2名)

質問事項

①今後のゼミ活動に期待すること(やっていきたいこと)
②現在のゼミ活動で大変だと感じたこと
③ひとこと、意気込み

半田 莉菜さん

①3年生で行われる番組制作や、ドローンを使用する本格的な活動が楽しみです。地域のPRビデオの制作では、街の魅力をたくさんの人に発信していけるような動画を制作していきたいです。     

②カメラの操作方法、設定などカメラ関係の扱い方が難しいです。1年時に授業で写真を撮るカメラには触れていたけれど、動画を撮るカメラはそれよりも難しく、大変だと感じています。

③3年での活動では本格的な撮影、インタビューが始まります。しかし、分からないことや不明な点が多いから、今のうちにそれらを解消し、完璧にして、万全な状態で制作に取り組んでいきたいです。

三田 紅藍さん

①今後のゼミ活動ではドローン操作を行えることが楽しみです。また、他大学との交流を行う機会があるため、円滑なコミュニケーションを行っていき、番組制作会社にて本格的に映像制作に関しての体験が出来るので、たくさんのことを吸収していきたいです。

②ゼミ活動で大変だと感じたことは主にカメラの操作です。また、主な活動以外の準備や片付けも時間がかかり、大変な作業が多いので、スムーズに行えるように頑張っていきたいです。人間関係を築くことも重要だと考えているのですが、うまくコミュニケーションがとれないこともあり大変だと感じています。

③私の夢が動画を撮って編集をすることなので、自分だけの力で魅力溢れるオリジナルの動画を作ることを目標とし、頑張っていきたいです。

岡星ゼミ、西尾ゼミに所属する4年生へのアンケート

岡星ゼミの記事はこちらから

①コロナ禍でのゼミ活動をどう感じたか

②遠隔でのゼミ活動で苦労したこと

  • グループでの活動を行うときに、思ったより作業が進まず、時間がかかってしまった。
  • 先生ともゼミ生とも意思疎通が出来ない。
  • 気分的に勉強した気にならなかった。
  • 気軽に質問がしにくい。
  • 伝えたい内容が伝わりづらく、淡泊な内容になってしまいがちだった。
  • 直接顔を見合わせていないため、雰囲気がつかめなかった。

③遠隔のゼミ活動で良かったこと

  • パソコンで分からないことなどを常に調べられる。
  • 通学時間がかからないため、時間の確保が出来る。
  • 交通費の削減。
  • 作業時間を多く取ることが出来る。

メディア学部メディア学科 三上ゼミ 編集部2年 青木優太、楢原菜摘、野沢由奈