南さんの目白大学入学のきっかけから素敵な経歴などについてはインタビュー前半を下記からご覧下さい。
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１０支社を持つ貿易会社A＆P TRADING代表でサッポロビールとポッカの缶コーヒーを愛する南さん
大手企業からスカウトされ別の大手企業へ、そして独立してA＆P TRADING設立
インタビュアー(以下イ)：南さんの仰る言葉からも嬉しかったお気持ちは溢れ出ていらっしゃるのですが、なにをきっかけとして独立されるんですか？
南先鎮さん(以下南さん)：そうですね。総経理になったときも年俸も高かったし、このままでも良いとも思ったんですが、J(韓国の大手企業)にいたときの取引先であるS社(日本の大手企業)からお話しがあって、当時別の会社から副総経理としてスカウトもされていました。条件が良かったので、新しい会社も考えて一度はそちらに入社しました。
その後、S社のある方から連絡をもらえていました。S社の商品の私が担当としてOEM(自社ブランドを他社ブランドとして売り出すこと)をしていたのですが、私がいなくなると損失なことをお聞かせ頂きました。それだったら自分が取引先の一つとしてやってみようと考えました。ほかの先輩がいる会社でも色々な製品を取り扱っていたので、改めて自分でやってみようと思いました。そこで香港に２０１１年に会社を設立しました。
イ：素晴らしい経歴や会社設立のきっかけをお聞かせ下さりありがとうございます。南さんが代表の会社はどんなものを取り扱っている会社なのですか？
南さん：最初はS社のマイクとかスピーカーとかそのカバー、C社(日本の大手企業)の製品、N社(日本の大手企業)のカメラケースとかもやりました。カメラ関係は多かったですが、今はあまりありません。電子備品なども取り扱っています。
最初のときは、何でもやっていかないとまずいじゃないですか？資金があれば何でも作れるじゃないですか？(笑) 私の会社は貿易会社だから、お客さんがオーダーを出してくれれば、商品をお渡ししたいなと考えています。工場をしっかりと管理して品質に問題がなかったら、大丈夫なので、その気持ちでやっていますね。韓国からもオーダーは多いんですが、コロナ関係で日本からは少し少なくなりました。今はほかに、化粧品関係や医療品などもやっています。日本向けとして、日本の美容専門学校にブラシなどを韓国から９万本とか出荷しましたね。学校などは毎年入学する人がいるので、コロナは関係無いかなと感じています。
イ：韓国の美容業界の発展するスピードはものすごいですよね。
南さん：今回、値段は同じぐらいで中国のブラシと韓国のブラシでサンプルを作ったのですが、採用されたのは韓国のものでした。日本とすれば韓国のものの方が人気がありますね。
イ：南さん独立された当初って、お一人で独立されたんですか？
南さん：はい、一人で独立しました。最初はオーダーもそうですが、資金繰りも大変でした。だんだんと売り上げも上がって来て、５年目ぐらいから解決しましたね。
イ：世界を飛び回る南さんですが、どこか行ってみたい国などはありますか？
南さん：いろいろな国に行っていますが、コロナが終わったら商品を出荷する予定もあるので、ドイツに行ってみたいです。
また、うちの会社ではペット、犬の商品であるラティア(ハーネス 犬の首輪)を取り扱っていて、フィンランドとか、フランスに青島から出荷するんですね。ビジネスのパートナーの関係もあって、ヨーロッパには行ってみたいですね。
このあと、引き続き、南さんは日本の好きな面を語って下さいました。
日本が好きな南さん、好きなものはサッポロビールとポッカの缶コーヒー
南さん：国家としては問題があることもありますが、私は日本が好きです。日本って本当に便利じゃないですか？６～７年に住んでいたのでどこに行っても便利ですね。
私、サッポロビールが好きで目白大学時代の友人もサッポロビールが好きなんですね。あとは、新聞配達をしていたときから、ポッカの缶コーヒーが好きで飲みながら学校に行っていました。あまり、自動販売機が置いていないんですよね。飲めるのが幸せです。以前、働いていたJYPの出張で日本に来た時も、お客さんからポッカの缶コーヒーとサッポロビールをケースで頂けました(笑) 車の中で缶コーヒーを一本飲みましたね。ほかにも２０１６年に日本に出張に来た時に、日暮里のホテルに泊まったんですが、ホテルの隣にポッカの自動販売機があって、嬉しかったですね。あまり日本人の人でポッカのコーヒー好きな人がいないんですよね。
以前の出張で日本に行ったときは、時間があまり無かったので、また、日本に行ったら目白大学出身の友人と岩槻キャンパスや新宿キャンパスに行ってみたいですね。
目白大学在学生に向けての一言
後輩に対して私は偉そうなことは言えないですが、うちの大学はいろんな面で色々勉強が出来ると思うので、いろいろやってみたら良いと思います。機会があれば、海外で目白大学生として自信を持って、頑張ってみるのは良いと思います。日本だけでは無く他の国で頑張っていくには英語や中国語、必要になるじゃないですか。また韓国語も、うちの大学は韓国語学科もあるし、外国語が出来ると自分の実力になるわけじゃないですか？勉強を一生懸命やって外語語が出来るようになって、自分の実力がつけばいろいろな場所で仕事が出来るじゃないですか。私もオーストラリアに一緒に行った韓国人なんですが、彼は日本のY(大手企業)に勤めてて英語も上手かったんですね。今は日本の企業だけど、アメリカの方で仕事をしています。
大学では自分の専攻ではなくて、いろいろ興味を持ったことを勉強すれば、社会人になって会社に入ってから競争になっても自分の力になります。本当に自分の実力になるので、外国語の勉強は良いですね。私自身も自分の子供に英語と中国語を勉強させていて、今年から日本語も勉強させようと思っています。それにプラスでドイツ語やフランス語、スペイン語、自分の好きな言語を大学に入って勉強すれば良いと思っています。結婚して新婚旅行で海外に行ったときに少しでも外国語が出来れば便利じゃないですか？
私自身は大学に入って良かったと思うし、頑張って来たと思います。私は今海外にいて、日本語、中国語、英語と出来るから、どんな会社でもいけると思っています。面接も受けたこともありますし。
正解はないと思うんですが、自分なりに頑張っていったら良い結果が出ると思います。大学ではいろいろな勉強が出来たし、友達も出来たし、運が良くてみんな良い人でした。
大学を出たとしてもみんなが成功出来るわけではありません。例えば韓国の一流のソウル大学を出たとしても、みんなが成功出来るわけではありません。成功する比率は高いと思いますが、１００％ではありません。私はうちの大学は良いと思うから、みんな頑張って欲しいです。目白大学の誇りを持って勉強すれば良い人になるし、良い会社に入社出来ると思います。
南さん、貴重なお時間を割いて頂き、中国からのお電話ありがとうございました。在学生の皆様、海外から見た南さんからのご意見はとても参考になると思いますので、ぜひ外国語、ご興味あれば勉強なさってみてくださいね。